宇佐美流域会議の経過等について *平成22年10月現在


■背景・経過                       

 宇佐美にはそれぞれ源流域を異にする川が3本もあり、古代から人々はこれらの川と密接に関わって暮らしてきました。宇佐美の土地そのものの形成には、これらの川が深く関わってきました。人々はこの川から多くの恩恵を受けてきました。また、洪水、土石流、氾濫によって繰り返し大きな被害も受けてきました。宇佐美の川は、郷土固有の自然と歴史そのものであると言っても過言ではありません。
 この土地に住む人々の川に関わるいくつもの活動は、これまで何千年も営々として続けられてきたところですが、環境問題や地球的気候変動などが取りざたされる今日的な状況の中で、美しい郷土宇佐美を護っていくためには、宇佐美の川に関わる諸問題を見つけ出し、課題としてこれを整理し、これまで以上に入念に考察を行い検討し、そしてこれを解決していくことが大事です。

 こうした一連の活動は、この土地に生活する地域住民自身が、川に対する関心や、宇佐美という土地に対する誇りを養いつつ、主体的にまた積極的に関わることにより、一層充実したものになっていきます。
 こうしたことから、地域住民が河川に関わる具体的な諸活動をできるだけ体系的に行うことができる工夫の一つとして、住民が主導する住民、行政協働による「宇佐美流域会議」の設置を呼びかけ、平成18年7月に設置しました。

 しばらくの間、住民、行政の協働組織と位置づけ活動してきましたが、住民のみの構成とした方が住民の視点に立った創造的な活動を行うことができると考え、平成22年10月からは、協議して行政は必要に応じて支援、協力をお願いすることとしました。また、行政に対して必要な提言等を行うこととしました。

■目的  
 「宇佐美流域会議」は、宇佐美の烏川、仲川、宮川及びその他の河川に関わる治山治水、環境保全及び利水について、地域住民を主体とする学習、研究、提言及び具体的な活動を行います。合わせて河川に対する地域住民の関心を醸成すると共に美しい郷土を護る地域住民の意識を高揚します。


■組織
 ・目的に賛同する個人、組織・団体で構成する。
 

■活動方針  
 ・当面、実験的な設置とし、時期を見て正式設置に移行する。
 ・宇佐美固有の自然、歴史を十分理解しつつ活動を行う。
 ・先人の知恵を習い、その業績を顕彰する。また先人の過ちを繰り返さない。
 ・活動状況は、ホームページ等を利用し地域住民に公開する。
 ・河川管理者とは、努めて連絡を密にし、必要に応じて支援、協力をお願いする。
 ・地域住民への情報公開及び地域住民を巻き込んだ活動を行うように工夫する。
 ・学校等と協力し、河川に関する子どもたちの教育を行う。


■活動資金
 それぞれの事業、活動の中で可能な範囲で負担等を行い、当面宇佐美流域会議としての資金は持たないこととしています。今後活動を通して、会費、助成金、事業等による資金の調達が可能な状況になれば、会計を設置し、資金の確保を行います。


■展望
 「宇佐美流域会議」は、総合調整的な要素の他に、情報センター的な要素、シンクタンク的な要素、教育機関的な要素等を持つ地域自治のための一つの中核的な機構に発展することを目指しています。


■これまでの恒常的な活動

・「川の学校」の開催(毎年6〜7月頃)
・環境省への水性生物調査報告 *川の学校で調査した内容の報告
・狩野川台風の記憶を風化させないシンポジウムの開催 <毎年9月26日前後>
・狩野川台風の記憶を風化させない写真展の開催